お茶の文化が息づく京都のおみやげ新定番!おすすめ抹茶バームクーヘン5選
お茶の文化が息づく京都のおみやげ新定番!おすすめ抹茶バームクーヘン5選
京都では特有な気候や良質な水源により、古くからお茶文化が発展してきました。
今ではお茶は飲むだけではなく、さまざまなお菓子にも使われるようになりました。
ここでは京都とお茶の歴史や、最近では京都みやげの新定番になりつつある抹茶を使ったバームクーヘンをご紹介いたします。
京都といえば「お茶」と言われるその理由は?
お茶のルーツについては諸説ありますが、日本にお茶が入ってきたのは平安時代。
遣唐使が中国から持ち帰ってきたのが最初であると言われています。
しかし、当時のお茶は非常に高価なもので、階級が上の方々が楽しむようなものでした。
その後、今の九州のあたりからお茶の種子を京都に持ち帰った僧侶がお茶の栽培を始めると、宇治地方を中心にお茶の栽培は盛んになりました。
そこで作られたお茶が現在の「宇治茶」の基礎になるもので、それが広まり全国でお茶が栽培されるようになったと言われています。
京都はまさに日本のお茶文化の起源というわけですね。
緑茶と抹茶の違いとは?
分かっているようで意外と説明するのが難しい「緑茶」と「抹茶」の違い。
「緑茶」というのは発酵していない「不発酵茶」と呼ばれるものを指し、抹茶や煎茶、玄米茶やほうじ茶なども含まれており、幅広い範囲のお茶のことを指します。
緑茶の栽培方法は大きく分けると「露地栽培」と「被覆栽培」の2つがあり、私たちが普段飲んでいる緑茶の多くは露地栽培のもので、だれもがイメージするお茶畑で栽培されているものです。
抹茶の原料となる碾茶や玉露も、同じようにお茶畑で栽培されますが、お茶を摘む3週間ほど前から黒いカバーで葉を覆い日光が当たらないようにします。
こうすることで苦みが少なく旨味が多いお茶になり、摘まれた碾茶は石臼でひくと「抹茶」となります。
緑茶とひと口に言っても種類も栽培方法もさまざまで、まだまだ知らないことの方が多そうですね。
京都に行ったら買いたい抹茶バームクーヘン5選
京都には銘菓と呼ばれるお菓子がたくさんありますが、近年人気を増しているのが抹茶を使用したバームクーヘンです。
おたべ「京ばあむ」
抹茶生地と豆乳生地が三層になっているバームクーヘンは「しっとり ほわほわ」。生地づくりにはこだわりがあり、ほわほわの食感を出すため機械ではなく手で丁寧に混ぜているんだそう。何店舗かある専門店もきれいで洗練された雰囲気です。
http://kyobaum.shop/
辻利 京都店「京濃い茶バウム」
辻利が創業したのは1860年。歴史ある辻利の京都店でお土産として購入できるのが「京濃い茶バウム」。その名の通り抹茶の味わいが濃厚。ふわふわとしたタイプではなくしっかりとぎゅっと詰まった記事が特徴です。
https://www.kataoka.com/tsujiri/shop/kyoto/products.html
イカリヤベイカ京都 「米粉バウム 抹茶」
こちらは珍しく、小麦粉ではなく米粉を使用したバームクーヘン。国産の抹茶を練り込んでおり、しっとりとした食感が特徴です。お店と工房は築100年を超えるという京町家にあり、趣のある雰囲気です。
http://www.ikariya-beika-kyoto.com/products/baum/maccha/
KYOTO VENETO「抹茶黒蜜バウム」
京都とイタリアの地名を合わせたのが「京都ヴェネト」。現代風にアレンジしたイタリアと日本のお菓子の製法を用いて作られたのが「抹茶黒蜜バウム」です。発酵バターが贅沢に使われたくちどけの良い生地を黒蜜でデコレーションしています。
https://gracha.jp/
中村藤吉本店 抹茶バウムクーヘン
1854年にお茶問屋として創業。オンラインショップで購入できるのが、色鮮やかで美しい「抹茶バウムクーヘン」。熱によって抹茶の色彩や風味が失われないように、厳選した抹茶をブレンドしていて、着色料は一切使用していません。
https://store.tokichi.jp/goods_list/goods_list_2.php?called=category&vctg_no=24
たまには、美味しいお茶と美味しい抹茶バームクーヘンを召し上がりながら、京都とお茶の歴史に思いを馳せる、お茶づくしのティータイムもいいかもしれませんね。